中央委員を務めさせていただいている、コントラバスパートの平賀 祐太郎です。
去る1月11日(日)に東京文化会館で行われた「平成26年度 東京都高等学校文化祭 音楽部門中央大会」について報告いたします。
両国高校管弦楽部は第4・5地区管弦楽として、J・シュトラウスⅡ世のポルカ「雷鳴と電光」、E・エルガーの行進曲「威風堂々」より第1番を演奏しました。そして、この大会の大トリ、閉会式の全員合唱の伴奏という二つの大役を務めさせていただきました。
振り返れば、例年より早い11月から練習に入り、冬休みも多くの練習を重ねてきました。1月6日に行われた練習には本校卒業生の指揮者、新田ユリ先生をお招きしてレッスンをしていただき、曲に対してのイメージや技術的にも、明晰なご指導をいただくことができました。昨年度の中央大会の練習の際にもレッスンをしていただきましたが、このようにプロの指揮者によるレッスンを受けられるのは、本当に貴重な体験だと思います。
そして迎えた本番。大トリで、誰もが知る名曲を演奏するという注目が集まる中での演奏。さらにその後の閉会式は参加した高校生によって2300席の大ホールが満席となり、私たちの伴奏に合わせて全参加者による連盟歌「見てごらん」と「大地讃頌」の歌声が響き渡りました。最後の一音が鳴り終わった時には会場が万雷の拍手に包まれ、中央大会のフィナーレを華やかに飾ることができました。
さて、大会に参加する生徒は演奏者、聴衆、また運営する立場として参加します。大会の裏方にまで関わるのが東京都高文連音楽部門の特色でありますが、今回両国高校管弦楽部が所属する第5地区は「会場係」という、東京文化会館の全体で荷物置場の管理などをする仕事を担当しました。さらに、私は5地区の吹奏楽・合唱の団体を含む総勢270名の「会場係」を束ねるチーフを仰せつかりまして、6月から準備をしてきました。
両国生も長時間にわたって仕事を担当し、大きなトラブルもなく一日を終えることができました。
会場係として動いてくださった全ての関係者の方に感謝を申し上げます。その中でも特に、他校でのインフルエンザの流行による人手不足を補うため、演奏者として舞台に立たないにも関わらず仕事をしてくださった吹奏楽団体の方々には深く感謝を申し上げます。
中央大会を迎えるまでに、語り尽くせないほどの思い出と、経験をさせていただきました。失敗したこともあれば、両国高校附属中学校の中学生を出演させるなど、新しい試みもありました。多くの方々にご支援をいただいたこの中央大会、そして第4・5地区管弦楽が来年度以降も、もっとよりよいものに進化し続けてしてほしいと思います。
今回私たちと共演してくださった駿台学園高校、都立飛鳥高校、都立小石川中等教育学校の皆様、中央委員会の皆さんならびにこれをご指導くださっている東京都高等学校音楽教育研究会事業部の先生方、新田ユリ先生をはじめとする両国高校OB・OGの先輩方、そして、両国管弦楽部のみんな、本当にありがとうございました。
高2生の引退まで残り僅かとなりました。一回一回の部活を大切にして、残りを全力で走り切っていきたいと思います。
明日から大学入試センター試験が始まります。寒い中、間断なき戦いを続けている先輩方に敬意を表するとともに、応援したいと思います!
では、失礼いたします。